タワーマンションの共益費とエレベーターの問題点
タワーマンションには、建物の敷地内に公開空地を設けることで容積率や高さ制限の緩和を受けられる総合設計制度があります。
この制度を利用して建てられたタワーマンションには、多くの共有施設がありますが、利用するには共益費が必要です。
共益費は、管理組合によって集められ、建物の維持管理や共有施設の運営費に充てられます。
タワーマンションの共益費は、一般的なマンションよりも高めに設定されることがあります。
その理由は、タワーマンションの管理コストが高く、共有施設の維持や清掃、警備員の給与などが必要だからです。
また、高層階に住んでいる方へのエレベーターの利用も必要ですが、エレベーターの設置やメンテナンスにも費用がかかります。
また、タワーマンションでは、エレベーターの利用にも問題があります。
特に、高層階に住んでいる方や、一度に多くの住民が同じ時間帯にエレベーターを利用しようとする場合、混雑や待ち時間が発生することがあります。
これは、エレベーターの速度や容量によっても左右されます。
また、エレベーターの故障や点検時には利用できない時間が発生することもあります。
以上のように、タワーマンションでは共益費が高めに設定され、エレベーターの利用にも問題があることがあります。
しっかりと計画を立てて、共益費やエレベーターの問題について理解しておくことが重要です。
参考ページ：タワーマンションのメリット・デメリット｜豪雨や災害時のライフラインはどうなる？
タワーマンションのデメリット
タワーマンションは利便性が高い一方で、いくつかのデメリットも存在します。
まず、耐震性に関しては一定の信頼が置けますが、高層階では実際の震度よりも揺れが大きく増幅される傾向があります。
つまり、地震が起きた際には高層階の住人はより大きな揺れにさらされる可能性があります。
このため、高層階に住む場合は、家具などの転倒対策をしっかりと行う必要があります。
また、風も地上から遠いほど強く吹くため、台風や突風の際には建物が想像以上に揺れることがあります。
これは高層階に住む人にとって特に心配されることです。
さらに、一部のタワーマンションには地震のエネルギーを吸収する装置を使用した制震構造や免震構造が採用されています。
これらの構造は地震による被害を最小限に抑えることができますが、建築コストが高くなるため、タワーマンションの価格も高めに設定される傾向があります。
また、制震構造や免震構造は定期的なメンテナンスが必要となります。
以上のポイントを考慮しながら、タワーマンションの利便性とデメリットを比較検討することが重要です。