中古住宅でも住宅ローンは組めるのか
多くの方が住宅を購入する際には住宅ローンを利用しますが、中古住宅を検討する人も増えています。
中古住宅を購入する場合でも、もちろん住宅ローンを組むことは可能ですが、新築住宅とは異なるポイントが審査されることがあります。
住宅ローンの融資を受ける予定の方は、審査に落ちないためのポイントを事前に把握してからローン審査に臨むことで、時間と手間を節約できるでしょう。
この記事では、家の購入を考えている方に向けて、住宅ローンの審査内容や審査に落ちる理由と対策、中古住宅を購入する際に知っておきたいポイントを詳しく紹介します。
さらに、審査に通らなかった場合の対処策も紹介するので、参考にしてください。
中古住宅でも住宅ローンを組めることについて実際に考えてみましょう
中古の住宅を購入する際にも、住宅ローンを利用することは可能ですが、中古の住宅は新築の住宅と比較して金融機関からの評価が低くなりやすい傾向があります。
そのため、借入額が少なくなることがあります。
住宅ローンは住宅を担保にお金を貸すものであり、万が一借り手が返済できなくなった場合には、住宅を競売にかけて残ったローンの金額や利息などを回収します。
中古の住宅は価格が新築の住宅よりも低い傾向があるため、回収できる金額も少なくなることが多いです。
金融機関は事前に住宅の不動産価値を考慮して借り入れ可能な金額を決定するため、特に中古住宅を購入する場合には、借り入れ可能な金額が制限されることがあります。
参考ページ：不動産購入｜住宅ローンを利用して物件を購入する場合のポイント
中古住宅の住宅ローンを組む際の注意点について解説します
中古住宅を購入し住宅ローンを組む際の注意点について解説します。
中古住宅は価格が新築の住宅よりも低いため、金融機関はその価値を考慮して借り入れ可能な金額を決めます。
そのため、中古住宅を購入する場合には、新築住宅と比べて借り入れ可能な金額が制限されることがあります。
また、中古住宅の価値は経年劣化や修繕状況に左右されるため、金融機関はその点も評価します。
中古住宅を購入する場合には、ローン審査に通るためには、価値がしっかりと評価されるように、建物の状態や修繕の履歴、必要な場合は査定を受けるなど、慎重な準備が必要です。
さらに、金利や返済期間の条件もよく比較し、自分にとって最適なローンを選ぶことが重要です。
中古住宅の場合、買い手が補修やリフォームを行うことも多いため、そういった費用もしっかりと計算しておく必要があります。
中古住宅で住宅ローンを利用する際の注意点
中古住宅で住宅ローンを利用する際には、いくつかの注意点があります。
まず、住宅ローンの申し込み基準を満たしていない場合があります。
金融機関による住宅ローンの申し込み基準には、一定の条件がありますが、中古住宅の場合、建築基準法などの法令に合致していることが求められる場合があります。
これは、住宅が安全かつ適切に建てられていることを確認するためです。
中古住宅には、建築基準法を満たしていない物件も存在するため、注意が必要です。
例えば、建築基準法には耐震基準がありますが、これは1981年6月1日に改正・施行されました。
そのため、1981年5月31日までに建築確認が行われた建物は、現行の耐震基準を満たしていない可能性があります。
したがって、中古住宅を購入する際には、建築基準法に則り建てられているかどうかを確認する必要があります。
もし中古住宅が建築基準法に準拠していない場合、住宅ローンの申し込みが難しくなることもあります。
金融機関は、安全性や資産価値の維持を考慮して、建築基準法に合致していない物件への融資を控える場合があります。
そのため、このようなケースでは、住宅ローンを利用することが難しくなることがあります。
中古住宅を購入する際には、建築基準法を遵守しているかどうかを確認し、住宅ローンの申し込みに影響があるかどうかも検討する必要があります。
また、建物の状態やメンテナンスの状況もチェックし、将来的な修繕や改修費用についても考慮する必要があります。