今年の春まで着ていたダウンジャケットやコート達が所狭しとクローゼットの中に並んでいる。本来ならクリーニングに出して、冬の汚れをきれいにしてからクローゼットに保管するべきだった。しかし、自分の怠惰に勝てなかった。寒がりの自分にとって、ダウンジャケットやコートは季節のギリギリまで選択肢として残しておきたいアウターなのだ。春先は寒暖差が激しいため、朝が早い自分にとって上着で暖が取れるのはとてもありがたい。ただその暖かさに甘えてクリーニングに出すのを忘れてしまうのだ。
クリーニングに出そうと思うと、何着でも出せるくらいたくさんの洋服がある。中にはそんなに回数を着てないのに、首回りの部分が黄色くなっている洋服もあるのでびっくりする。自分では洋服を汚している自覚はなくても、こうやって黄ばみになっているのは、汗や皮脂などの目に見えない汚れが繊維の中に浸透した証拠だと思う。お気に入りのアウターがこんな惨めな姿になっているのを見ると、やはりシーズンごとにクリーニングに出すことは意味があることなんだと感じる。
値の張る高級ダウンジャケットであっても、黄ばみの付いたまま着るようでは、むしろ着る側の人格が疑われてしまう。高級ブランドというのは手入れまで含めてお金を掛けなきゃいけないのに、買って着ているだけで満足しているようでは手にする資格すらないのかもしれない。せっかくクリーニングに出すのなら、お店まで持って行くことに対して怠惰になってしまう近所のクリーニング店より、ネットから楽々注文できる宅配クリーニングを選んだ方が間違いないことがわかった。
宅配クリーニングならクリーニングに出す洋服を自分で抱えてお店まで持って行かなくていいし、クリーニングが仕上がったら自宅まで届けてもらえるので、ほぼ労力を掛けずに終わるからだ。怠惰な人間にとって、宅配クリーニングほど利便性の高いサービスがほかにあるだろうか。料理や掃除など、人を家に招き入れる必要のある家事代行において、宅配クリーニングは対面で接触することなく注文から受け取りまでできる気楽さがある。
宅配クリーニング 比較というキーワードで調べると、たくさんの会社があるのだが、洋服や布団などのアイテムごとに選べたり、保管や個別洗いなどの目的ごとに選べるのなら、どこにしようか迷っている場合でも楽しみながら決めることができる。宅配クリーニングの利便性の高さは、コスパの良さにも表れている。クリーニング代はお店の料金とそんなに変わらず、送料無料で出せる会社がほとんどなところ。これだけ条件が揃ってたら、怠惰なせいで出せなかったとは言えなくなるくらいのレベル。洋服1点から送料無料で出せるところもあるらしいので、とりあえずクリーニング単価の高いダウンジャケットの宅配クリーニングから試してみることにしたい。