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火災にあうと不動産の評価は下がる?

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火災に遭った場合、不動産の評価は下がります
家を買って築年数も浅く、自分たちの理想の家を手に入れたと思っていたのに、まさかの火災で家が損壊してしまったら、とてもショックですよね。
先日、名古屋市では2020年に火災が発生した件数が516件で、1951年以来最小の件数だったと報告されました。
でも、それでも1年間でこれだけの火災が起きていると考えると、「いつ自分たちの家も火災に遭ってしまうのか」という不安が頭をよぎります。
火災の主な原因は、1位がタバコで、2位は放火となっており、なんと77件もの放火が発生しました。
こうした火災に遭ってしまった方々は、「火災に遭った家を売却することはできるのか」という疑問を抱えているかもしれません。
この記事では、火災に遭った不動産を売却する際の注意点や買い手の評価について詳しくご紹介します。
もちろん、火災に遭わないことが最も重要ですが、もしもの時のために知識として身につけておきましょう。
火災に遭った場合、不動産の評価は下がりますか?
結論から言うと、「火災があった不動産の評価は下がる傾向にあります」。
通常の相場と比べると、2〜3割ほど低い価格で売却されることが多いです。
火災は忌まわしい事故の1つであり、買い手には事故があった不動産として告知する義務があります。
そのため、どうしても家の評価が下がるのは避けられません。
さらに、火災によって人的被害や死亡者が出ている場合、不動産の評価にも影響が及びます。
人的被害があると、評価はさらに低下する傾向があります。
ただし、評価が下がったからといって、火災に遭った不動産がまったく売れないわけではありません。
ただ、他の物件と比べて需要が低下することで、不動産の価値が下がることは確かです。
参考ページ:名古屋市で火災にあった不動産は売却できる?|評価や注意点
火災に遭った不動産の売却時の注意点
火災に遭った不動産を売却する際には、いくつかの重要な注意点があります。
下記でそれらのポイントを詳しくご説明します。
1. 火災の被害状況を把握する: まず、火災の被害状況を詳しく把握することが大切です。
火災の範囲や損壊の程度、修復や再建の可能性など、具体的な情報を集めましょう。
この情報は、売却時の価格交渉や買い手への説明に役立ちます。
2. 専門家のアドバイスを受ける: 火災に遭った不動産を売却する際は、不動産査定の専門家のアドバイスを受けることがおすすめです。
専門家は、火災の影響を考慮して正確な評価を行うことができます。
また、売却戦略や価格交渉についても助言してくれます。
3. 修復や再建の可能性を検討する: 火災による被害が軽度な場合、修復や再建の可能性もあるかもしれません。
費用や手間を考慮し、修復や再建を行うかどうか検討してみてください。
修復や再建によって、不動産の価値を回復させることもできます。
4. 火災の状況を正直に告知する: 不動産を売却する際には、火災の事実を正直に買い手に告知する必要があります。
隠したり誤魔化したりすることは避けましょう。
買い手には事故があったことを知らせ、十分な情報を提供しましょう。
信頼関係を築くためにも、誠実な対応が重要です。
火災に遭った不動産の価値を回復させる方法
火災に遭った不動産の価値を回復させる方法もあります。
修復や再建によって、物件の状態を改善することができます。
また、追加のセキュリティ対策や火災報知器の設置など、火災のリスクを軽減するような対策も効果的です。
さらに、不動産の周辺環境や魅力をアピールすることも重要です。
地域の魅力や便利な施設、交通アクセスなど、買い手にとってのプラスポイントを積極的に伝えましょう。
これらの努力によって、火災に遭った不動産の価値を取り戻すことができます。
不動産の売却に向けては、修復が必要な箇所や影響を受けた部分を確認することが重要です
不動産の売却に向けてステップを進める際に、まずは修復が必要な箇所や影響を受けた部分を確認することが大切です。
これによって、修繕にかかる費用や工期を見積もることができます。
そのためには、不動産の専門家や建築士からアドバイスを受けることが有益です。
彼らは専門的な視点から被害の程度や修復の必要性、市場価値の見積もりなどを評価してくれます。
これによって、売却に最適な戦略を立てることができますので、ぜひ相談してみましょう。